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暇な毎週末(T_T) [無題]

狙ったように週末になると悪天候。

先週末も前々から荒れ予想だったので、

実は週末をずらし21日の月曜に休みを取って

久々に、こいつを釣りに行く予定にしていた。

フグ.jpg

もっとも21日にしたのは、19日の土曜に

人間ドックがあり、胃カメラ飲むので

日曜もゆっくりしたかったというのが本音。

でも、結局、21日も出船中止になったけど。


で、メチャ暇なので、本棚の本をペラペラ。

というのも、先日、吉野彰さんが

ノーベル化学賞を受賞されたニュースで

化学の道に進んだのは、小学生の時に

先生からファラデーの「ロウソクの科学」を

薦められたのがきっかけと言われていたので、

そう言えば、昔々自分も読んだ記憶があり、

本棚をゴソゴソしたところ、ありました。

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また、そのそばにシュリーマンの「古代への情熱」が

並んでおり、やはり学術探求への情熱という意味で

感銘深い2冊だなと感じながら、パラパラ。


で、この2冊とも日本で言えば江戸時代の話だけど、

内容的には、おいそれと小学生に薦められるような

レベルじゃありません。

「ロウソクの科学」など、江戸時代とは言え、

ヨーロッパにおける大学レベルの入門講義集で、

化学は勿論、気体方程式がわかる前提で

書かれているので、高校の理数系でなければ

理解は難しいでしょう。


他方、「古代への情熱」の方は、ホメロスや

トロイヤ戦争のことを聞いたことがなければ、

普通は、読もうという気にもならないでしょう。

私も古代史に興味があった訳ではないのですが、

全く別の興味からこの本を読んだ次第なのです。


さて、「ロウソクの科学」や如何に。

ざっくり言うと、点火した熱でロウが溶ける。

その時発生する上昇気流でロウソクの外側が冷え、

外側の溶けは遅く土手が形成され、ボール状の

溶けたロウの受け皿ができる。

芯では液体のロウが毛管現象で炎の所に供給され、

ロウが分解され個体の炭素が遊離し、これが燃えて

明るく光る(個体が燃えると明るい、炎色反応)。

一方、炭素と同時に遊離した気体の水素は、

上昇し燃えて高熱を発するが、炎は殆ど見えない。

こういう説明が、欧州では江戸時代にできたわけね。

急いで明治維新をしなければならなかった理由が、

この科学技術差からくる国力差なわけよ。


一方、「古代への情熱」に私が惹かれたのは、

シュリーマンが語学学習の天才だったから。

彼は、1言語を2~6ヶ月で習得して、英語、仏語、

伊語、スペイン語、ポルトガル語、ギリシャ語、

ロシア語、ラテン語を話し読み書きできた。


また、もう一つ惹かれたのは、

幼い頃に抱いた夢のトロイヤ遺跡発掘をするため、

まず、ビジネスで自立し、自己資金を蓄え、

資金的に自立して発掘をし、夢を叶えたこと。


そして、この「資金的に自立する」という点が、

非常に影響を受け理想だった「知的生活」の

01知的生活 講談社.jpg

第一の要件だったので、シュリーマンの人生に

興味を持ったというのがきっかけ。


まあ、こんなことが若い頃にこうなりたいと

思い描いた希望というか、生活というか・・・。

今や、若かりし頃の理想はどこえやら、

理想を置き忘れた場所すら、もう思い出せず、

生活に追われることで、逆に安住している毎日。

この歳になって思うのは、

なんか、逃げるのだけは上手くなった。

もう一度、心の中に

Boys be ambitious !

แค่นี้นะครับ 以上

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